このブログの14回から16回の3回に渡って仮想マシンを作成・稼動できるVMwareの紹介をしましたが、
今回は比較的新しいKVMというLinuxカーネルのモジュールとして
組み込まれてる仮想化技術のインストール方法について紹介しようと思います。
KVMはRed Hat社の次期Red Hat Enterprise Linuxに組み込まれることが発表されています。
このOSは商用のOSなので信頼性もそれなりになった証拠になったということですね。
製品のリリースは2009年中ごろとのことなのでもうまもなく登場すると思います。
今回は比較的新しいKVMというLinuxカーネルのモジュールとして
組み込まれてる仮想化技術のインストール方法について紹介しようと思います。
KVMはRed Hat社の次期Red Hat Enterprise Linuxに組み込まれることが発表されています。
このOSは商用のOSなので信頼性もそれなりになった証拠になったということですね。
製品のリリースは2009年中ごろとのことなのでもうまもなく登場すると思います。
kVMはカーネルのバージョン2.6.20以上でカーネルのモジュールに含まれるようになったので、
カーネルのバージョンが2.6.20以上の環境でインストールしてください。
今回はホストOSにFedora10 64bit版を使用しました。
Fedoraにはパッケージインストール用にyumと言う便利なコマンドがあるので
そちらでインストールします。
ターミナルを起動して以下のコマンドを発行
# yum -y install kvm
# yum -y install qemu
# yum -y install virt-manager
# yum -y install bridge-util
インストールはこれで完了です。
続いて仮想マシンのインストール前に
ネットワークブリッジの構成設定をしておきます。
# cd /etc/sysconfig/network-scripts/
# cp ifcfg-eth0 ifcfg-br0 #eth0の情報をコピーします
# vi ifcfg-br0
# 変更箇所のみ記述してあります。
DEVICE=br0 # 変更
TYPE=Bridge # 追記
# vi ifcfg-eth0
# こちらも変更箇所のみ記述してあります。
BRIDGE=br0 # 追記
設定が完了したらネットワークを再起動しておきます。
/etc/init.d/network restart
仮想マシンのインストール
インストールが完了したら「アプリケーション」メニューの「システムツール」内にある
「仮想マシンマネージャー」or「virtual Machine Manager」を選択して
virt-managerを起動します。

起動させると上記のような画面が表示されるので、
「新規」ボタンをクリックして仮想マシンを作成します。
クリックすると以下のようなメッセージが表示されるので
「進む」をクリックしてください。

続いて仮想マシンの名前を設定します。
「システム名」に任意の名前を入力して「進む」をクリックしてください。

次に仮想化の方法の選択を行います。
「完全仮想化」を選択しCPUアーキテクチャーは「x86_64」
ハイパーバイザーは「kvm」を選択して「進む」をクリックしてください。

続いてインストールメディアの場所とOSのタイプを選択します。
今回は32bit版のWindows XPをCD-ROMでインストールするので、
「ローカルインストールメディア」を選択し、
OSタイプで「Windows」を選択、OS種別で「Microsoft Windows XP(x86)」を選択して
「進む」をクリックしてください。

先ほど選択したローカルインストールメディアの場所を指定します。
今回はCD-ROMからのインストールになるので、
CD-ROMまたはDVDを選びCD-ROMを指定してください。

続いては仮想マシンのイメージデータ割り当てです。
デフォルトで「シンプルファイル」が選択されていますが、
今回はファイルの場所の指定をし直しました。
「/home/kvm」以下にディスクのイメージデータを割り当てました。
またファイルサイズでディスクイメージのサイズを変更できます。
今回は10000MBを指定しました。
場所とファイルサイズの指定が完了したら、「進む」をクリックします。
※デフォルトのシンプルファイル割り当て場所は/var/lib/libvirt/images以下に配置されます。

次にネットワークへの接続設定です。
今回は「共有物理装置」を設定してブリッジ接続を行います。
設定が完了したら「進む」をクリックしてください。

続いてメモリーとCPUの割り当てを行います。
任意のメモリ量と割り当てるCPU数を設定したら「進む」をクリックしてください。
今回はデフォルトのメモリー「512MB」、CPU「1個」で設定しました。

最後にインストール準備の確認をしてください。
設定に間違いがなければ、「完了」をクリックしてください。

ディスクイメージの作成はしばらく時間がかかるので注意してください。

イメージの作成が完了するとOSのインストールになります。
ここからは通常のOSインストールと同じように作業してください。
こちらがwindowsのインストールが完了後の画面です。
表示
今回はKVMという仮想マシンを作成できるモジュールの使用方法を紹介しましたが、
インストールとしては簡単かつ親切でわかりやすいものだと感じました。
元々モジュールとしてカーネルに組み込まれているので、
インストール後にOSの再起動など行わずそのまま使用できる点も扱いやすいと思いました。
次期Red Hat Enterprise LinuxのようにOSに組み込まれた状態であれば
更に使用する敷居は下がって扱いやすくなりそうな印象を受けました。
またKVMで動作させた仮想マシンはネイティブの環境と変わらないくらいの
速度で動作していたので仮想マシンとしては優秀だと思いました。
安定性の部分は少しの時間しか使用していないのでなんとも言えませんが、
商用のRed Hat Enterprise Linuxに採用されるとのことでそれなりにはあると思います。
しかし、KVMはまだ発展途上のところがあり、機能面では他の仮想化技術に
遅れをとっている部分もあるので今後に期待と言ったところでしょうか。














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